デュアルキャリアとの出会いーー筏井りさ

デュアルキャリアとの出会いーー筏井りさ
2021年2月19日

今回はデュアルキャリアとの出会いについて話していきたいと思います。

私は小学2年生の時に兄の影響でサッカーを始めました。
世界で活躍するプレーヤーになることを夢見て、2017年までなでしこリーガーとしてプレーしました。
2021年.WEリーグという女子サッカーのプロリーグが始まります。
私がなでしこリーグで活動している時はプロ選手としてではなく、
スポンサーの会社で働かせてもらい、夕方の練習に行くという生活をしていました。
サッカー選手として競技に集中する環境を作ってもらえたり、社会人としてスポンサーの会社で働かせてもらったことはとても私の人生の中でありがたいことでした。
勤務時間も定時より短く、業務内容もサッカーに支障のでない環境を準備してもらっていました。
職場の方々には理解をしていただき、試合の結果を気にしていただいたり、試合の応援にも来てもらったことは今でも感謝しています。

サッカーを引退して、お世話になった会社にそのまま働かせていただきました。
7歳から29歳までサッカー中心の生活を送ってきたので
セカンドキャリア。何がしたいのか、決まっていなかった。。。。
お世話になった会社に貢献したい気持ちもあったのですが、色々とチャレンジしたいことがあったので仕事を辞めてフリーになることを決断しました。
興味があったことといえば、、、カフェ・飲食・トレーナー・教育・指導などなど。
そこで実際にバイトをしてみました。
キッズのサッカー教室、トレーニングジムの受付など、トレーナーの資格について調べてみたり
カフェの経営にいくらかかるか計算してみたり・・・。
ただ現実は何がやりたいのか、何ができるのか分からない状態でした。
そんな中で、フットサルというスポーツに出会いました。
正直、競技はもう続ける予定はなかったのですが、引退をして、全く運動をしていなかった。
練習に参加してみると・・・
ボールを蹴るのがただただ、楽しい。
息が上がるのが楽しい。
毎日練習でなく、仕事を優先にしている方も多かったので、
フットサルをやってみようと、始めることにしました。

そこから1年後、、、
タイムカプセル株式会社の「アスリートのエンジニア化」プログラムをインターネットで発見しました。
ちょうど、Webデザインやプログラミングという分野に興味を持っている時期だったんです。
すぐに問い合わせました。
エンジニアの働き方はアスリートの生活に相性が良いという話を相澤さんの考えをお聞きし、
トライアルプログラムを受けていく中で、場所や時間に拘らない柔軟な働き方ができる、これからの時代に需要が高まる分野でもっと知識をつけていきたい。
このスキルを使って、スポーツを通して得た経験や学んだことをもっと人に伝えたり、教育現場、スポーツチームなどで役立つ活動をしていけたら、
面白そうだなと思いました。

長くサッカーしてきた中で身についたものは何だろう・・・とずっと考えていました。
これからの私にとってできることはなんだろう・・・そういった中でまた競技をしながら、キャリアを積んでいけるチャンスをもらえました。
”できないことをできるようにやり続けている、この経験”この先のスキル習得や勉強でもいかしていけるんじゃないかな、と思っています。

今は、「スポーツ×ITで地域活性化」をテーマにSportsTech Labの一員として、デュアルキャリアアスリートとして活動させてもらっています。
エンジニアとしてのスキルや情報はすぐに身につくものではないですが、コツコツと勉強して行こうとチャレンジしているところです。
アスリート×エンジニアとしての働き方や、Labでの今後の活動も楽しみにしていてください。

筏井りさ