カナダから帰国してきました！ ーー新井晴夏

お久しぶりのコラムです。
1年半のバンクーバーでの生活を経て帰ってきました。
またそれと同時に、私事ですが17年間の競技活動を“一区切り”にすることにしました。
長くも短くもなく、これが自分の精一杯なので後悔はありません。

正直カナダに行く前なんとなくこれが最後のバレーかなと考えておりました。それぐらい覚悟がありましたね。
着いてすぐはパートナーがいなくて、そもそも知り合いや友達もあまりいなくて、「ローカル大会でも一緒に出てくれる人がいたらラッキーだな」、「大会に出てそこで結果出せば一緒に練習してくれる人や大会に出てくれる人が増えるかな」というところからスタートしました。
私はディフェンスが好きで相手との駆け引きでドンピシャにボールを取れたのですが、ピックすればするほど会場がシーーんとなり、「あいつ誰？」みたいな雰囲気で少し辛かったのを覚えています。ブーイングを受けた方がよっぽどマシでしたね笑
そこから結果も出していき、だんだん私の周りには良き仲間がいてくれるようになり、パートナーにも恵まれました。
どんな場面でもパートナーはずっと私に話しかけ続けてくれて私の考えも受け入れて聞いてくれました。
思い通りにいかなかった悔しさも、チームとして喜び合った楽しさも、共に過ごしてきた大切な宝物です。
パートナーに、みんなに感謝です。

よく行動力を褒めていただくことが多いんですけど、私の場合やらないことの方が恐いです。。笑
だから結果がどうであれやるしかないんですよね笑
覚悟を持って完全に辞めようとしていたバレーですが、「また一緒にバレーしよ！バンクーバーにいてよ！」と言ってくれるみんながそれを変えてくれました。
でも私はバレーも好きですが、それ以上に人ファーストなんですよね。どこに行きたいとか何をやりたいというより「一緒にいたい人と何かをしたい」なので、あえて“一区切り”というワードをチョイスしました。
私は本当に運がいいです。ラッキーガールです。
とりあえず身体のメンテナンスをしながらゆっくり今後を考えていこうかと思います。