カナダ生活〜国内大会編〜 新井晴夏

カナダ生活〜国内大会編〜 新井晴夏

先日カナダで大きな国内大会が開催されました!

ある男子の試合で20-19の最後の一点。
彼は近くにいた子供にサーブのトスを上げてもらってスカイサーブ(空高く打ち上げるサーブ)を打ち、その後ラリーで決めきった時、凄くカッコ良かったです。
そのトスを上げた子供も大喜び、会場も盛り上がった。

普通ならば確実に決めるためにリスクを抑え勝利をものにする。
スカイサーブは高ければ高いほど風の影響でどこに落ちてくるか予想が難しいので相手にとって嫌だがその分リスクが高い。中途半端な高さではかえって相手にとってeasyになる。
それにルール上サーバー以外にトスを上げてもらうなんてまずない。日本じゃ考えられない。
審判はそれはOKにしていた。
選手と審判と観客。この距離感だからこそビーチバレーの良さがあり、夢があるスポーツだなって。

ルールとか規律よりも大事なことは何なのか。
スポーツの本質、かっこいいスポーツ選手の姿を改めて考えさせられた一点でした。
自然と笑顔になりましたし、なんだかほっこりしましたね。
さらにカナダが大好きになりましたし、私もこんなパフォーマンサーになりたいと思いました。
ビーチバレーをやってきて良かったです。

最近自分でも不思議なんですけど、身体軽くて堂々としているような感覚になって気づいたことがあるんです。
そこで初めて「晴夏、バレー上手くなったな」って思いました。
自分がバレーを始めた9歳の時に思い描いていた“バレー上手な自分”になれたんです。
こんなふうに思えるようになるのに16年もかかりました笑
ですが、“バレー上手な自分”になれば、どんな状況でも楽しめることを知りました!

私はここからがスタートなのが自分で分かります。
バレーをいつまで続けられるか分かりませんが、チャンスをとりに行くまで!
そして自分が好きなステージで、大好きな人たちとバレーができることに感謝して、多くの方に楽しんでもらえるように頑張ります!!!

引き続き応援のほどよろしくお願いします!

新井晴夏