教育ってつくづく難しいなと思います。
私は新型コロナウイルスが流行る前は、小学生から高校生のバレーボールチームや学童に訪問したり、イベントにゲストとして参加したりとさまざまな形で教育をしてきました。
子供たちが持っているコミュニケーションや運動神経などの能力や性格、人間性、好きなもの、育ってきた環境は本当に十人十色です。
教育者も人間なので、一人一人に合った教育を完璧にこなすのは至難の業。
それでも子供達に愛情を持って育てる思いは、きっと皆さん同じですよね。
私が十人十色の子供たちに教育する際に一番気をつけていることは、“決めつけないこと”です。
なぜ気をつけているかというと私自身が教育される立場だった時に嫌だったからです。
今はそうでもありませんが、以前まで自分の感情を押し殺して人に意見を言えませんでした。
例え自分の意見を発したとしても反対されると思っていましたし、決めつけられて何を言われるかが怖かったからです。
私の考えてることなんてわかるはずない、わかっても理解してくれるわけない、八つ当たりだと思っていました。
その辛い経験をしたからこそ、今の子供達に同じ思いをさせたくないです。
時にはそれがあるからこそ学ぶものや、人に優しくできたり、人に伝えることができることもありますので、決して無駄ではありません。
今はその山を乗り越え、ビーチバレーのおかげで自分の意見を伝えることや自分らしくいられる強さを持ち、周りの方々のご協力もあって充実した日々を送れています。
人生必ず大変なことは起きます。
ですが必然的にある壁と、自分たちで作っている壁があり、後者はなるべく避けた方がいいものかなと思います。
「“決めつけないこと”は分かったけど、じゃあどうすればいいの?」ということですが、やり方は簡単です。
質問です。
質問を重ね、その子の本心を聞いてあげてください。
何かしら発見ができます。
答えたくないこともあるかもしれません。
時間がかかっても構いません。
あなたがその子のヒーロー、キーパーソンになるかもしれません。
子どもたちは誰が思っているよりも、繊細で、考えがあって、一生懸命です。
一人でも多くの方が実践してほしい教育法の一つですので、試してみてください。