競技転向 ーー筏井りさ

競技転向 ーー筏井りさ

競技転向について、書いていきたいと思います。

私は7〜29歳までサッカーをしてきました。
小・中・高・大・社会人とサッカー中心の生活を過ごしてきました。
最後引退後は、体型維持や健康維持のためのランニングや筋トレを楽しんでいこう〜!!と思っていました。

ただ・・・長年やってきたボールを蹴ることの楽しさを忘れられず、
引退後一ヶ月のみボールに触らない期間を経て、フットサルという競技に出会いました。
初めは遊びで始めよう、たまーにボールを蹴れればいいやという気持ちで始めたのですが、
やはりチームとして戦う、試合のための練習を本気でやる、自分の課題に取り組むということを
忘れられず競技としてフットサルを始めました。

競技の違いを簡単に説明すると
サッカー
105m×68mの芝生のピッチ、11人対11人、5号球のボール

フットサル
40m×20mの体育館、5対5、サッカーボールよりひとまわり小さいボール
サッカーの小さいバージョン
ボールが小さくてコートも狭いので細かい技術が重要なスポーツ

という感じで考えていました。

サッカーほどスペースがないので、止めて蹴るのも足の裏を使ったり、
細かいタッチでの浮き球やパスなど思った通りの部分もありました。
一番苦労したのはシュートです。
フットサルのゴールはサッカーゴールの半分くらいでしょうか。
ハンドボールのゴールと同じです。
その前にゴールキーパーが構えているので、抜け出して、1対1!!という局面も
あまりチャンスではない・・という状態でした。
むしろ、キーパー(ゴレイロ)にキャッチなんかされた時にはピンチという状態です。
チャンスがピンチに一転するわけです。。。。

こういうように、小さいサッカーかなと思っていたところが
思っていたところと違う!!に出会う毎回の練習で、
また「できないことにチャレンジする」ことの楽しさに気づきました。

競技転向の中で、足でボールを扱うという技術面での経験値だけではいけない。
戦術を理解した中で実行する能力など新しく必要性があるものに気づくことが
楽しく感じました。

またフットサルは競技人口も多く、競技以外でもたくさんの方と一緒にボールを蹴ることを
楽しみやすい環境もあります。

第2の競技に出会えたことで楽しさだけでなく悩みなどもありますが、
課題にどう自分が立ち向かえるかというチャレンジをする
ボーナスタイムをもらったような気がします。

また競技志向で小さい頃からスポーツと向き合う癖がついていた中で、
新しいスポーツとの出会いによって「楽しさ」を追求するようにしています。

「楽しむ」ことは人それぞれ・・・。
勝つこと・成長すること・リラックスすること・仲間と協力することなど・・

今まで必死にやりすぎていた中で少し抜けていた「楽しむ」こと。
すごく大切なものになんとなく気付かされています。

私は”自分の新たな成長が見つかる楽しさ”を大事にこのボーナスタイムを過ごしていきたいと思います。

筏井りさ