選手にとって大切なもの  ーー秋山みなみ

選手にとって大切なもの  ーー秋山みなみ

みなさんは好きなスポーツ選手がどこを拠点に練習をしているのか、どんな環境で過ごしているのかご存知ですか?
特に個人競技になると、どこを拠点に練習しているのかなどわからない選手の方が多いのではないかと思います。

試合で勝ち抜くためにはオンコート、オフコート問わず練習が必要ですよね。
その為、選手にとって練習環境やチームはとても重要になってきます。

私は高校卒業と同時に埼玉にあるFテニスというテニスクラブの門を叩きました。
Fテニスはジュニアクラスや一般クラスの他に、日中にも選手活動をしているプロや練習をしたい選手に向け、朝9時からお昼を挟み16時〜17時すぎまで練習を行える環境があります。現在私もそこで汗を流し、練習をしている1人です。

実はこのように思う存分練習できる環境というのはとても少なく、特にテニスの場合はジュニア時代(高校卒業まで)は練習環境がたくさんあるけれど、卒業後に選手活動をして行く上で練習拠点に困るという選手も多くいます。
どこにも拠点をおかずに練習をしている選手もいますが、練習拠点やチームがあることで常に練習をできる環境がある。一緒に切磋琢磨できるチームメイトや叱咤激励してくれるコーチがいる。
いわゆる「ホームがある」というのはとても強みです。

生きて行く上で帰る場所(家)があることで安心して行動することができる。とても極端ではありますがそのような感覚です。

また私の場合、ジュニア時代実績がなかったため、昔から自分より強い年上の選手とたくさん練習させてもらう環境にいませんでした。
Fテニスに所属してからは、自分よりレベルの高い選手と練習させてもらったり、ジュニアに混ざって練習したり、年齢レベル等関係なく練習を出来るようになりました。
時には小学3年生の子に球出しをしてもらったり、テニスを始めたばかりの子達にテニスを教える機会もあります。

そのおかげで、以前は練習拠点に対して自分の練習する場所という認識しかありませんでしたが、Fテニスになってからは「Family」という感覚に近い、みんなが自分の目標に向かって頑張れるアットホームな場所という認識に変わりました。

きっと幼少期からこのような経験を積むことで、自分が歳を重ね同じ立場になった時に、同じことを自然と年下の子にできるようになり、良いサイクルとして残り続けるんだろうなと思います。
それはきっとテニスを辞めても、相手に「Give」することを自然と出来る人になったり、今後役に立つかけがえのない経験です。
私自身もこのような環境や支えがあるから選手活動を頑張ることが出来ています。

そんな環境に身を置けていることが幸せですし、その場を作っていただいていることに感謝です。
また練習拠点だけでなく、こうしてデュアルキャリアアスリートとして採用してもらい、働かせていただけているタイムカプセルやサポートしていただいている企業様、応援していただいている方々にも全く同じ気持ちで、どんな形であれ恩返しできるようにしたいという気持ちで常に行動しています。

それぞれ練習拠点やチーム、サポートしてくださっているに対する思いや感じ方は違います。
ですが、その選手を支えている一部であることは間違いありません。

みなさんも好きな選手やスポーツに限らず、好きな芸能人等の練習拠点や育ってきた環境、スポンサー、馴染みのある場所などを調べてみてはいかがですか?
そうすることで共通点や意外なことに気づけて、さらに応援したくなるかもしれませんよ♪

Fテニス
http://www.f-tennis.co.jp/

秋山みなみ